HPCネットワークへの接続方法

HPCネットワークの概要

HPCネットワークはCfCAが運用する各種共同利用計算機を接続する計算機ネットワークであり、東京都三鷹市・東京都千代田区・岩手県奥州市に跨る広域な通信網です。CfCAの計算機共同利用者はVPN(Virtual Private Network; 仮想的な専用線。但しSSL-VPNのみ)を用いることでHPCネットワークに接続できます。各OSでの接続方法は以下となります(以下の閲覧には本Webシステムにログインする必要があります)。

注1:上記以外のOSからもフリーソフトウェアやOS組み込み機能を用いてVPN接続できる場合が幾つかあるかもしれません。しかしその場合の接続の可否や方法について本プロジェクトには何らの情報も無く、回答出来ません(サポート外)。上記以外の接続方法を試される場合には自己責任に於いてご実行ください。IPsec VPNによる接続もサポート外となります。

 

データ転送

XC50・GRAPE・計算サーバのログインノードおよび解析サーバからはHPCネットワーク外へのデータ転送が可能です。以下はXC50はsshログインし、次にXC50からご自分のローカル環境へファイルを転送する例です。

local% ssh XC50上でのあなたのアカウント名@xc.cfca.nao.ac.jp

このようにしてXC50にログインした後、ファイルを転送します。

xc% scp ファイル名 ローカル環境でのあなたのアカウント名@あなたのホスト名:

なおセキュリティ保持のため、HPCネットワークへの接続はsshかscpのみが許可されています。ftpやwget等は使用できません。

 

データ転送が高速化しうる事例

CfCA機材へのアクセスにVPNを使用している場合,ローカル環境からCfCA機材へのデータ転送速度はVPNを通す必要がある一方で,上記ファイル転送コマンド例のようなCfCA機材からの転送をグローバルIPを持つ機器へ行った場合にはVPNを通す必要がないため,転送速度が速くなる場合があります.

またデータ転送速度が遅延時間に律速される場合,一度に大容量のデータを転送するよりもデータを分割し複数の転送コマンドを用いた場合,データ転送速度の高速化が見込まれます.

 

その他

HPCネットワークへの接続に際しては以下の情報もご参照ください(以下の閲覧には本Webシステムにログインする必要があります)。

ご不明点な点がある場合には、ご質問をいただく前にFAQの当該項目「ネットワーク接続に関する質問」をよくお読みください。