qsubコマンドのオプション -l keyword=value で指定が可能です。
-l オプションはジョブのリソース要求を指定するもので、指定できる keyword の代表には以下があります。
cput ジョブによって使用されるCPU時間の最大値 (単位: time) file ファイルを作成する際のサイズ制限 (単位: size) mem 最大物理メモリ容量 (単位: size) ncpus 要求されたプロセッサ(コア)数 pcput ジョブ内の一つのプロセスに割り当てられる最大CPU時間 (単位: time) pmem ジョブ内の一つのプロセスで使用される最大物理メモリ容量 (単位: size) pvmem ジョブ内のすべての同時プロセスで使用される最大仮想メモリ容量 (単位: size) vmem ジョブ内のすべての同時プロセスで使用される最大仮想メモリ容量 (単位: size) walltime ジョブが実行状態にある場合の実際の時間(経過時間)の最大値 (単位: time)
cputなどを指定する場合、時間(上記のtime)は秒数(整数値)もしくは次の形式で指定します。
[[hours:]minutes:]seconds[.milliseconds]
fileやmemを指定する場合、サイズ(上記のsize)は以下のsuffixを用いて指定してください。
b またはw : バイトまたはワード kbまたはkw : キロバイトまたはキロワード mbまたはmw : メガバイトまたはメガワード gbまたはgw : ギガバイトまたはギガワード
例えば以下のような指定が出来ます。
qsub -q long -l cput=765:43:21 -l pmem=321mb スクリプト
ここで qstat -f コマンドを投入すると、
当該リソースが指定された値を持っていることが分かるでしょう。
qstat -f 上記のジョブID Resource_List.cput = 765:43:21 Resource_List.pmem = 321mb
更に詳しい情報についてはPBS関係のドキュメントをお読みください。
(最終更新日 2024年以前)