Information

2025(令和7)年度 XD2000講習会のご案内

国立天文台・天文シミュレーションプロジェクト
共同利用計算機ユーザ各位

国立天文台・天文シミュレーションプロジェクトでは2025年8月21日(木)・22日(金)にXD2000システムの初級・中級講習会を以下の要領にて開催いたします。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

===========================================================
XD2000初級講習会では、CfCAの共同利用大規模並列計算機であるXD2000システムの基本的な利用方法を新規利用者に向けて、
中級講習会ではXD2000システムでのデバッグや性能解析、最適化などをヒューレット・パッカード エンタープライズの講師に解説をしていただきます。
本年度もZoomを用いたオンラインでの講習会となります。

日時:2025年 8月21日(木) 13:30〜17:30(初級講習会)
   2025年 8月22日(金) 13:30〜17:30(中級講習会)

開催方法:Zoomによるオンライン講習会
     参加者は各自Zoomに接続できる環境を整えてご参加ください

解析サーバ共通ホスト名 <an.cfca.nao.ac.jp> の廃止について / Discontinuation of the Common Hostname for the analysis server <an.cfca.nao.ac.jp>

国立天文台天文シミュレーションプロジェクト 解析サーバ利用者各位、

現在、解析サーバは an09からan14 の6台のサーバで構成されています。
これまで、共通ホスト名(an.cfca.nao.ac.jp) を指定すると6台のいずれかにランダムに接続される運用を行なっていました。
今後は、この方式を廃止し、利用者各自で接続先サーバを明示的に指定していただく方式に一本化いたします。

[変更理由]
一部機材の更新などにより、サーバ間で性能差が生じたため。

[適用日]
2025年8月1日 (金) 以降のどこかで、共通ホスト名(an.cfca.nao.ac.jp)への接続はご利用いただけなくなります。

[今後の接続方法]
接続例(an09の場合): $ ssh an09.cfca.nao.ac.jp -l 〈username〉

解析サーバの一覧と簡単な仕様(CPUコア数、メモリ容量など)は、以下のリンク先にてご確認いただけます。
https://www.cfca.nao.ac.jp/content/解析サーバ

ファイルサーバの申請方法の改訂について

CfCA共同利用計算機をご利用のみなさま

これまで希望容量が10TBの場合に限り随時申請が可能で、10TBを超える申請については年2回の定期申請のみ受け付けていました。2025年度の追加募集開始以降はこの制限が廃止されました。

希望容量に関わらず、すべての容量について随時申請が可能です。

採択された容量は採択日から次年度末まで使用可能です。つまり2026年4月1日から3月31日までに採択された申請は,2027年度末の2028年3月31日まで使用可能です。その後、採択された容量は,利用期間を過ぎると毎年度末に13%減衰します(下限10TiB)。

申請フォームは以下になります。
http://www.cfca.nao.ac.jp/form/fileserver_app

詳しくはファイルサーバのページをご覧ください。
http://www.cfca.nao.ac.jp/fileserver

2025年度 iSALE講習会のご案内

国立天文台シミュレーションプロジェクト(CfCA)では下記のようにiSALE講習会を開催いたします.
多くの方々のご参加をお待ちいたします.
なお以下に記載されている日時はすべて日本標準時(JST)です.

離散日程でオンライン開催の形態と致します.
詳細は下記を御覧ください.

日程:2025年9月30日(火) – 10月28日(火)の期間で毎週火曜日開講 (全5回)
時間:13:30-16:30 Cisco WebExを利用します
申し込みフォーム
(詳細は末尾の募集要項をお読みください)
https://www.cfca.nao.ac.jp/form/isale2025form

※毎週火曜日の13:30-16:30開講としておりますが, 講義などと重なり参加できない,という方へも対応するため,講習会期間中は講習内容を録画し視聴できるように致します.
録画視聴による参加を希望される場合はその旨を申し込みフォーム内の通信欄にてお知らせください.

2025年度 共同利用計算機システム追加募集開始のお知らせ

皆様

国立天文台天文シミュレーションプロジェクト(CfCA)では
2025(令和7)年度の共同利用計算機利用申請の利用者追加募集(XD2000向け)
を開始しました。
利用を希望される方は以下の案内に従って申請をお願いいたします。
- 募集締切:2025年 7月28日(月) 09:00 JST -

* はじめにご確認ください
* XD2000システム

--------------------------------------------------

## はじめにご確認ください

利用開始時に学生である方からの申請に関しては、
カテゴリに関わらずすべて指導教員による確認が必要です。
申請を検討されている学生とその指導教員は募集要項を熟読いただきますようお願いします。

MPI通信でのメモリ消費を抑制するための環境変数設定の変更のお願い

XD2000ユーザの皆様

6/5にお送りしたニュースレター「XD2000におけるMOFEDの改修の結果について」では以下の環境変数について「記載していても支障はない」とご案内しました。
 export FI_OFI_RXM_USE_SRX=0
 export FI_VERBS_PREFER_XRC=0

しかしながら、これらの記述によってCray MPIライブラリが使用する通信バッファが共有メモリを用いなくなってしまうため、メモリ使用量が増大してしまうという問題が報告されています。

MOFED改修版導入により、上記の環境変数の設定は現在は不要となりました。メモリの効率的利用のため、ジョブスクリプトおよび ~/.bashrc もしくは ~/.cshrcから上記の環境変数の設定の削除をお願いします。

もう1点、XD2000のCray環境設定時にenable-cpe.shを二度以上実行しないようお願いします。.bashrcなどで1度だけ読み込み、バッチスクリプトでは書かないようにしてください。

以上、よろしくお願いいたします。

XD2000におけるMOFEDの改修の結果について

XD2000ユーザーの皆様へ

先日お知らせしたとおり、6月3日にXD2000において MOFED の改修を実施いたしました。

その結果、事象A(Kernel Panic)については再発しないことを確認いたしました。一方で、事象C(Intel oneAPI 環境でのジョブ停止)については、残念ながら改修後も継続していることが判明しております。

なお、事象Cは Cray 環境では発生しません。そのため、Intel oneAPI 環境をご利用中の方には、Cray 環境への切り替えをお願いいたします。Cray 環境でも Intel コンパイラーは使用可能ですので、以下の手順をご参照ください。

■ 環境設定方法
bashの場合、tcshの場合それぞれで以下のように環境設定してください。oneAPI用のコマンドは使用しないでください。
【bashをご利用の場合】
$ source /work/opt/local/bin/enable-cpe.sh
【tcshをご利用の場合】
$ source /work/opt/local/bin/enable-cpe.csh

XD2000のメンテナンス期間延長(6/2-6/3)

XD2000ユーザーの皆様へ

平素よりXD2000をご利用いただき、誠にありがとうございます。

◽︎メンテナンスについて
先日、事象Aに対応可能な Infiniband ドライバー(MOFED)の改修版がベンダーよりリリースされました。これを受け、6/2に予定されていた通常の定期メンテナンスに加え、6/3にMOFEDの改修版を導入する予定です。

つまりメンテナンス期間は以下のようになります。
2025年6月2日(月)09:00 ~ 6月3日(火)17:00

XD2000への導入後には動作確認を行い、万一想定外の問題が発生した場合は、現行の環境に戻す対応を行います。今回のメンテナンスは通常より長時間となりますが、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

◽︎MOFEDの改修に至る経緯
以前のニュースレターでもご案内しましたとおり、現在XD2000において複数の障害が発生しております。内容がやや複雑なため、それぞれの障害に名称を付けてご説明いたします。

⚪︎事象A:Kernel Panic が発生する
現在、XD2000では事象Aを回避するための設定を行っております。そのため、事象A自体は発生しておりません。

共同利用者向け情報交換スペースの開設

Dear CfCA users,

We are pleased to announce a communication space for our users.
At the request of users and members of the Scientific Advisory Committee, we are opening a space on slack to facilitate the exchange of information among users.