XD2000のキュー構成案


共同利用計算機利用者各位

2024(令和6)年12月から稼働予定(時期の変更の可能性あり)のXD2000でのキュー構成案をお知らせいたします。

キュー構成の基本方針およびキュー構成案に示した数値に対して,ご意見・ご要望がございましたら,
2024(令和6)年5月17日(金)までに問合せフォームからお寄せいただけましたら幸いです。「質問の対象」は「XD2000」をご選択ください。

キュー構成案の概要

  • XC50でのカテゴリ構成(XC-A, XC-B+, XC-B, XC-MD, XC-Trial)をそのまま継承する。
  • システムMにはXC50と同様にlargeキューとbulkキューを設定し,規模が小さいシステムPにはbulkキューを設定しない。
  • 各キューに配分する計算資源量は,対応するXC50のキューでの値をコア換算でスケールする。
  • 運用途中に計算資源量を下げることを避けるために,運用開始時のキュー構成は,計算資源を少なめに配分するように決める。
    • システムMの場合はコア換算で0.58を,システムPの場合はコア換算で0.22を,XC50での配分資源量に乗じて算出した。XC50のユーザの全員がシステムMおよびPの両方を使うわけではないので,最も配分資源を少なめに見積もった場合に相当する。
      • 換算例:XC50のカテゴリBのlargeキューでは単一ジョブで520コアが利用可能であったが,システムMでの同じキューの配分資源量は,換算因子0.58を掛けて,301.6コアとする。配分ノード数はこの値を超える最小のノード数とする。この場合は2ノード(224コア)と3ノード(336コア)の間なので,カテゴリBの単一ジョブ最大ノード数は3ノード(336コア)となる。
    • 参考情報:旧システム(XC50)と新システム(XD2000)の構成比較
      システム名 ノード数 ノード当たりのコア数 (総コア数) ノード当たりのメモリ量(コア当たりのメモリ量)
      XC50 1005 40 (40200) 384GB (9.6GB)
      XD2000 (システムM) 208 112 (23296) 128GB (1.14GB)
      XD2000 (システムP) 80 112 (8960) 512GB (4.57GB)
  • (検討中) 計算資源の有効利用のため,1ノード(112コア)以下の計算資源を使う計算は,コア単位で計算資源を配分し(異なるジョブがノードを共有する),2ノード以上の計算資源を使う計算は,XC50と同じくノード単位で計算資源を配分する。
  • (検討中) システムMとPで合わせてジョブ実行数制限をおこなう。
  • (検討中) カテゴリ分け (システムMとPでのカテゴリに差異を設けるなど)
  • (検討中) カテゴリSの運用方法

キュー構成案

下記に示している数値は暫定的なものですので,変更の可能性があります。最大同時実行数は不確定性が大きいのでここには載せていません。

システムM

largeキュー

カテゴリ XD-A XD-B+ XD-B XD-MD XD-Trial
単一ジョブ最大ノード数(コア数) 104 (11648) 19 (2128) 3 (336) 2 (224) 1 (112)
同時利用可能最大ノード数 104 19 6 4 1
継続時間 24 hour 24 hour 24 hour 24 hour 4 hour

bulkキュー

カテゴリ XD-A XD-B+ XD-B XD-MD
単一ジョブ最大ノード数(コア数) 3 (336) 3 (336) 2 (224) 1 (112)
同時利用可能最大ノード数 12 6 3 2
継続時間 12 hour 12 hour 12 hour 12 hour

システムP

カテゴリ XD-A XD-B+ XD-B XD-MD XD-Trial
単一ジョブ最大ノード数(コア数) 40 (4480) 23 (2576) 4 (448) 3 (336) 1 (112)
同時利用可能最大ノード数 40 23 8 6 1
継続時間 24 hour 24 hour 24 hour 24 hour 4 hour