XD2000利用環境に関するお知らせ (Intel oneAPI利用のお願い)

XD2000ユーザのみなさま

XD2000での計算実行に不具合があり,皆様にはご迷惑をおかけしております。

XD2000では2つの利用環境
(Intel oneAPIとCray Programming Environment(以下CPE))があります。
そのうち後者のCPE環境において並列計算の実行開始ができない不具合があり,現在原因を究明している段階です。

CPE環境が正常にご利用いただける状態になるまでの間,
Intel oneAPI環境をご利用下さい。

Intel oneAPI環境での計算実行に関しては
XD2000クイックスタートガイドの11ページをご覧ください。
https://www.cfca.nao.ac.jp/content/xd2000_manual

上記の不具合はInfiniBand関連の別の問題を解決するため、12月4日に設定を変更した結果として起こっております。それ以前の設定ではジョブが正常に実行できたかもしれませんが、ご注意ください。

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旧システム(XC50)からの重要な変更点や注意点は以下になります。

* ジョブスケジューラがPBSからSlurmに変更されました。
* ジョブスクリプトでのノード当たりのメモリ量の指定 「#SBATCH --mem=??G」 が必須となっております。(メモリ量上限:115G (システムM),461G (システムP))
* work領域の自動削除を廃止しました。
* ログインノードからのhttpsアクセスが可能になりました
ただし,計算ノードからの接続はできません。
* loginしてpromptがbash-4.4$の場合.bashrcに source /etc/skel/.bashrc と書いてください。
* ハイパースレッティングの機能は性能がでないことが多く
 バッチスクリプトの中でオフにすることをお勧めします。 
 ジョブスクリプトに#SBATCH --hint=nomultithreadを追加して下さい。

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