はじめに
国立天文台 天文シミュレーションプロジェクト(CfCA)は共同利用計算機の運用や、講習会の開催等を行っています。当プロジェクトの共同利用計算機は天文学および関連分野の研究者が無料で利用することができます。
本ページでは、CfCAの計算機のご利用を検討されている方へご利用方法についてご案内いたします。
対象となる研究分野
CfCAの計算機は、天文学または関連分野の研究に利用することができます。
実際にどのような研究が採択されているのか、CfCAの計算機を利用してどのような論文が書かれているのかについては、採択課題・成果報告に挙げておりますので参考にしてください。
利用資格
利用規則の第2条に記された利用資格を持つ研究者が利用申請を行い、採択された場合に利用できます。詳しくは利用規則の第2条をご覧ください。但し大学院生の申請には指導教員の確認が必須です。
注意が必要な方
- 海外の研究機関・大学院に所属している方
- 日本国の研究機関・大学院に所属していない方であっても、日本国の大学院で修士号または博士号を取得していれば利用資格・利用申請資格を持ちます(利用規則第2条1 b )。但し日本国に居住せずに利用申請または利用を行う場合には該非判定の通過が必要です。詳しくは安全保障輸出管理のページをご確認ください。
- 大学院に入学前の方
-
原則として利用資格はありませんが、例外として認められる場合があります(利用規則第2条2)ので「各種問い合わせ」からお問い合わせください。
なお、講習会などには多くの場合学部生も参加できます。
利用申請
利用申請については以下の各リンクからご確認ください。利用申請を随時受け付けている機材と、前期および後期開始前のみ受け付けている機材があるため受付時期に注意してください。
各種利用申請などの手続きを行うには、本WebシステムのWebアカウント作成をしていただく必要があります。注意: Webアカウント作成依頼の承認作業には 3-7 営業日を要します。
利用者の責務
本プロジェクトが運用する共同利用計算機システムの利用者は全て、各年度ごとに利用成果報告書および出版された論文等のリストを提出する義務があります。これらは本Webページの成果報告で公開されます。
その他利用者の責務については「利用者の責務等について」のページを必ずご確認ください。
システム紹介
CfCAでは以下のような計算機群を共同利用向けに運用しています。詳しくは共同利用計算機のページ、および以下の各計算機毎のページをご参照ください。
- Cray XD2000: 大規模数値シミュレーション用のスーパーコンピュータ (2024年12月より運用開始予定)
- Cray XC50: 大規模数値シミュレーション用のスーパーコンピュータ
- GPUクラスタ: 計算加速器搭載計算機
- 中規模サーバ: 中規模数値シミュレーション用の計算機群
- 計算サーバ: 小規模数値シミュレーション用のPCクラスタ
- 解析サーバ: シミュレーションデータ解析・可視化のためのサーバ群
- ファイルサーバ: 大規模なデータストレージ
講習会
CfCAでは利用者や利用を検討している方に向けて様々な講習会を開催しています。
詳しくは講習会・イベントのページをご確認ください。講習会の参加申込にはWebアカウントの作成が必要です。
その他
計算機共同利用者は以下の相談窓口や補助を利用することができます。
- Cray XC50 プログラム相談 : XC50上のプログラム相談窓口。日本ヒューレット・パッカード(株)担当者が直接対応する
- 論文出版費用補助: 研究成果を学術雑誌へ発表する際に論文出版費を補助する
その他不明な点がございましたらお問い合わせフォームからお問い合わせください。