重点領域研究「全地球史解読」の大局的目標は
地球の記録を連続的に保存しているほとんど唯一の
ものである「海底堆積物」を用いて、
過去40億年の地球の歴史を「解読」するものです。
(詳細はこちらへ→全地球史解読申請書へ)
この目的の達成のため、「全地球史解読」では、
太古代までさかのぼった
岩石や堆積物などの試料の系統的採集とそれらの記述、解析、
数値計算などによる地球システムの挙動のシミュレーション、
機器開発、データ解析手法の確立などを行なってきました。
研究が進行するにつれて、我々は分野や手法の異なる研究者間の協力体制の
確立が更に必要であるという認識を得ました。
そのため、一昨年、昨年と「夏の学校」を開催し、
全地球史解読の目標、課題に関する理解を深めると同時に、
所属の異なる若手研究者の交流の機会としてきました。
さて、今年は特に若手の研究者が中心となって、「秋の学校」を開催します。
これまでの夏の学校と同様、全地球史解読の研究そのものに対する
理解を深めることは勿論のこと、今回の秋の学校では、ここから更に一歩進めて、
「学校」としての機能を高めることにより、
学部学生や大学院生、若手研究者のための「勉強と交流」の場となる
ようにしたいと考えております。
広い意味での地球科学に関係する皆様、関心のある方の
積極的な参加を期待しています。
疑問、質問、要望等は以下のところまでどうぞ。
全地球史解読「秋の学校」実行委員会