三鷹・星と宇宙の日 2015 CfCA企画『宇宙,作ってます』

今年の三鷹・星と宇宙の日(国立天文台三鷹キャンパス特別公開)において,CfCAでは『宇宙,作ってます』と題して,三鷹のスーパーコンピュータ室のご案内をはじめ様々な企画を用意しております.

■開催日時

2015年10月24日(土) 10:00〜17:00(建物への入場は16:30まで)
三鷹・星と宇宙の日は 10月23日,24日の2日間開催です.

■場所

国立天文台 三鷹キャンパス 南棟(S2) 1階 スーパーコンピュータ室(CfCA計算機室)
国立天文台へのアクセス / 三鷹キャンパスマップ(PDF)


昨年の三鷹・星と宇宙の日でのスーパーコンピュータ室の様子.(2014年10月25日撮影)

■スーパーコンピュータ室 見学

計算サーバや,重力多体問題専用計算機 GRAPE(GRAPE-DR,GRAPE-9)が稼働しているスーパーコンピュータ室をご案内いたします.10:00 から 17:00 の間常時入ることができ(ただし,建物への入場は16:30まで),スーパーコンピュータ室でCfCAスタッフがわかりやすく解説します.今まさに宇宙を作っているコンピュータ群の生の姿をぜひご覧ください.
スーパーコンピュータ室におこしいただいた方には,CfCAリフレクターリストバンドをプレゼント!

■スーパーコンピュータ「アテルイ」中継

水沢キャンパス(岩手県奥州市)で運用されている,世界最速の天文学専用スーパーコンピュータ「アテルイ」.三鷹では直接見ることができないその勇姿ですが,三鷹と水沢のスパコン室をつないで見てみましょう.水沢のCfCAスタッフがご案内いたします.

中継時間(約20分,全4回):
12:30-,13:30-,15:00-,16:00-

■Mitaka 操作体験&VR体験

4次元デジタル宇宙ビューワーMitakaの操作体験コーナーをCfCA計算機室に設置.4D2Uドームシアターでも使われているソフトウェアMitakaを,ゲームコントローラーで操作して,地球を飛び立ち宇宙の果てまで行ってみましょう(全年齢対象).
また,今回ヘッドマウントディスプレイを使ったMitaka体験も行います(13歳以上対象).ぜひこの機会に全方位で感じるMitakaの宇宙を体験してみてください.



プロジェクト長より

天文シミュレーションプロジェクト(英名 Center for Computational Astrophysics: CfCA)では,望遠鏡を使った観測では見ることができない天体現象の物理を解明すべく,スーパーコンピュータを使った数値シミュレーションによる研究に取り組んでいます.2013年4月からはスーパーコンピュータ「アテルイ」(Cray XC30)を主力とする第4世代の大規模シミュレーションシステムが稼動しています.公開日では各種展示を通して,私たちの研究活動の一端を知っていただければうれしく思います.(小久保英一郎)


関連企画 :理論研究部・4D2U 合同企画『理論天文学最前線』

CfCAのスーパーコンピュータや計算機群を使って,どのような研究がされているのでしょうか.4D2Uドームシアター(S4)では『理論天文学最前線』と題して,シミュレーション結果から得られた立体映像を使って,研究者みずからが最新の天文学研究について語ります.クイズに答えて景品がもらえる企画,お茶を飲みながら研究者とお話するスペースもあり.スーパーコンピュータ室を見た後は,是非こちらにも足をのばしてみて下さい.

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