このたび「全地球史解読」を通じて知り合った学生達で、 「ちょー若手の会」というものを作りました。
『 せっかく、分野の異なる人同士が交流してるんだから、勉強会みたいなものを開けばいいと思う。結局、異分野の基本的な勉強をする機会というのが圧倒的に不足していると思います。毎回の研究集会は、やはり若手が基本的なことを質問する場ではないし、夏の学校一回じゃ、とても足りないと思います。基本的な理解なしに最先端の研究を理解しようとするのは、非常に危険だし、ただ表面をなぞるだけになってしまいそうな気がします。
だから、毎回テーマを決めて、持ち回り制で講義をしていけばいいと思うんです。 もちろん、毎回先生を一人ずつくらい呼んできて、基本的なことだけを話してもらうってのでもいいと思います。
この会の名称を「ちょー若手の会(イントネーションに注意、”ちょー”は、コギャル風に高く上げて発音しましょう)」にしたのは、今後この手の研究集会を若手で開けたらいいなあ、と考えたからです。
とにかく、エッセンスは、自分で読める文献の数にゃあ限りがあるじゃないか。だから、みんなで教えあって効率良く、いろんな分野の文献を読んでしまいましょう、ってことかな。』(久保)
これらの意見に賛同した私たちは、さっそく第一回目の会を開き、有意義な時間を過ごすことができました。今後さらに仲間を増やし、継続させていきたいと考えています。
★自分が若手だと思われる皆さん、ぜひこの会に参加してみませんか。 ★若手ではないと思われる方々、この会へのご支援ご協力をお願いします。
今後の予定は、メーリングリストを通じてお知らせいたします。
「ちょー若手の会」問い合わせ先 東條(京都大)tojo@terra.kueps.kyoto-u.ac.jp あるいは 畠山(東大) hatake@gpsun01.geoph.s.u-tokyo.ac.jp 真砂(東工大)massago@geo.titech.ac.jp 箕輪(都立大)minowa-haruka@c.metro-u.ac.jp
専門用語は使わない、相手を小学生と思って話す。という前提でそれぞれが自分の研究について話した。聞く側としては、少しでも疑問点があれば、「ちょっと待って、それどういうこと?」と、納得できるまで説明してもらうことができた。今までは、知らないのは自分の勉強不足、と思っていたが、知っている人にすぐに教えてもらえるとそれなりに理解できるものだ。自分の研究と直接関連がなくても、理解できればそれぞれ面白い。話す側としては、自分の分野で常識とされていることを改めて問い直す良い機会になったと思う。今後の会にも期待している。(箕輪)