全地球史夏の学校写真集

26-29Aug1996

吉田茂生(東京大学地震研究所)がデジタルカメラで撮影した写真集。 写真19、20は瀬野徹三(東大地震研究所)提供。

大心苑本館(写真1)
1996年度全地球史夏の学校は茨城県高萩市の 大心苑で行なわれた。大心苑は高萩炭鉱跡に建てられた 合宿やレクリエーションのための施設である。
宿泊は第3はぎ荘という古い建物であった。この建物は炭鉱時代からの もので、ミシミシいっているところもある。しかし、貸切りで使えたため 夜の宴会など快適に過ごすことができた。近くに 浴室(写真3)もある。
第3はぎ荘(写真2)

セミナーホール(写真4)
セミナーはセミナーホールで行なわれた。かなり 広い部屋(写真5)で、ポスターを貼る (写真6写真7) スペースも充分。
3日目の8月28日には、小雨混じりの天気の中、茨城大の田切先生の案内で 阿武隈変成岩の巡検をした。第一の露頭は御斉所統の典型的な露頭。 鮫川の河原である( 写真9写真10写真11写真12)。 珪質の変成岩と塩基性の変成岩が交互に並んでいる。どちらも著しく 変形している。
いわき市遠野町鮫川滝大橋下(写真8)

いわき市遠野町清動川砂防ダムの上流(写真13)
第二の露頭も御斉所統の露頭である。とくに見所はBIF(?)だったが、 写真はそれよりも少し上流に行ったところ (写真14)。
第三の露頭は竹貫統の典型的な露頭である。泥質、塩基性、珪質の 変成岩が同時に見られる。山の中で観光客もほとんどいない 気持ちの良い場所である (写真16写真17)。 T君がハンマーを振るっている(写真18) うちに川に落ちる (写真19写真20)という事件もあった。
北茨城市花園渓谷(写真15)

北茨城市花園神社近く(写真21)
最後の第四の露頭は写真がうまくとれていないが、超塩基性岩が 砂泥質の片麻岩の中にはまっている。ハンマーを振るって塊を 取ろうとしてもなかなかうまくゆかない。

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