DB/DAプロジェクト(代表者:市川伸一)

  DB/DAプロジェクトでは、天文学データ解析計算センター外の方々の参加も得て、天文データベースやデータ解析に関する研究・開発・運用を進めている。

  天文データセンターとして、天文カタログ(数値文字の表形式データ)、文献データベース(ADS; ApJ,AJ,PASP,A&A,A&AS)、岡山天体物理観測所/木曾観測所の観測データアーカイブ(MOKA)、天文画像サービス(全天乾板のデジタイズ版である DSS/DSS2 など)、IUE データアーカイブ、HST データアーカイブなどを運用公開し、国内外の研究者の利用に供している。宇宙科学研究所と共同で開発した多波長画像表示システム(MAISON)の公開も行っている。

これらのサービスは、天文データセンターの Web ページ(http://dbc.nao.ac.jp)からアクセスできる。

  また、すばる望遠鏡の観測データアーカイブシステム(一般研究者向け:SMOKA)の開発を進めており、平成13年6月より運用が開始される予定である。

  本プロジェクトでは、すばる望遠鏡などの観測データと、天文カタログや他の波長の観測データを総合して天体を多面的統計的にとらえ、新たな天文学的見地を拓いていくことを目指している。