国立天文台シミュレーションプロジェクト(CfCA)では下記のように iSALE 講習会を開催いたします。多くの方々のご参加をお待ちいたします。なお以下に記載されている日時はすべて日本標準時 (JST) です。
本年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため離散日程でオンライン開催の形態と致します。 詳細は下記を御覧ください。
iSALEとは
- iSALEは複数の物質を扱うことができる数値衝突計算コードであり、欧州・米国・ロシアのグループにより開発されて主に惑星科学衝突研究用に用いられています。iSALEは物質の弾塑性体挙動をも扱えることからHydrocodeではなくShock physics codeと呼ばれています。
- iSALEは科学研究目的に対してのみ使用が許可されるコードであり、完全なオープンソースコードではありません。日本語での情報はiSALE users group in Japanをご参照ください。これまでの講習会の講義資料もご覧いただけます。
- iSALEにはpythonをベースとした解析・描画用のツールであるpySALEPlotが同梱されています。本講習会ではiSALEの基礎に関する座学講義、CfCA の共同利用計算機上で iSALE を動作させる方法の解説、pySALEPlot を用いた解析と描画方法の解説までを行います。
概要
※火曜日の13:30-16:00開講としておりますが, 講義などと重なり参加できない, という方が多い場合は変更することも検討しております。
参加希望だが日時の関係で困難という方はとりあえず申込みをして頂き, 参加可能日時を通信欄にご記入ください。
なお、CfCAの計算機を利用するためにはCfCA計算機利用資格を満たしている必要があります。
1-1. 衝突物理学と数値衝突計算の基礎
1-2. iSALEでできること, できないこと解説
2. 実習編: CfCAの共同利用計算機を用いたiSALE動作(3回)
2-1. iSALE2Dの入力ファイルに関する解説
2-2. pySALEPlotによるiSALE2D計算結果の描画・解析方法の解説
申し込みフォーム
申し込みは締め切りました。多数のお申し込みをいただき誠にありがとうございます。
申し込み方法
申し込みには、参加者本人のWebアカウント作成を本Webページ上の作製していただく必要があります。
詳細はWebアカウント作成手順をご参照ください。
注意: Webアカウント作成依頼の承認作業には最大 7 営業日かかります。
※定員は講習会後半のCfCAの共同利用計算機を用いたiSALE実習に対して定めます.
前半の座学講義編には特に制限を設けませんが, 上記締切までに参加申し込みを頂けますようお願いします.
そのPC上にはCfCA共同利用計算機に接続するための環境を用意して下さい(詳細はHPCネットワークへの接続方法を御覧ください)。
なお Windows を利用されている方でこれまでに CfCA 共同利用計算機を利用されたことのない方は、ssh 接続を行える環境等(MobaXterm や TeraTerm, WinSCP など)を整えておいてください。
なお実習中に作製した図を表示するには、お手元のPCにX環境を準備しておくと非常に便利になるので、お薦めいたします。もしお手元にX環境が無い場合、CfCAの計算機上で作製した画像を一旦ご自分のPCに転送してから表示することになります。