惑星地球科学II 中本泰史・小久保英一郎 冬学期 木・16:20-17:50 太陽系は惑星、衛星、リング、小惑星、太陽系外縁天体、彗星と、質量・組成・ 軌道の違う多様な天体から構成されている。これらの天体はどのような特徴を もち、どのようにして形成されたのだろうか。また、近年、観測によって銀河 系には太陽系以外にも多様なも惑星系が存在することが明らかになっている。 これらの惑星系は太陽系とは何が違うのだろうか。ここでは惑星系の構造・起 源・進化について、最新の観測・理論研究の成果を交えながら概説する。 期末課題(小久保担当分) (1) 以下の1-3の問題から2問を選択して解答せよ。答えの導出や証明では途中の過 程を省略せずに記述すること。 1 (a) 太陽系の惑星を分類し、それぞれの特徴について説明せよ。 (b) それぞれの惑星が形成される理由について説明せよ。 2 (a) 太陽系形成の標準シナリオの基礎となる2つの仮説について説明せよ。 (b) なぜそう考えるのか理由を述べよ。 (c) 仮説に基づいた標準シナリオの概要について説明せよ。 3 重力フォーカシングが効いているときに微惑星の成長モードが暴走的成長に なることを示せ。 (2) 惑星系の構造と起源の中で興味のある分野、もっと知りたいと思う分野につい て自由に述べよ。 提出方法: メール(PDFファイルに限る)で送るもしくは下記まで届ける。メー ルで提出の場合は受取確認メールを送るので、メールが届かない場 合は久賀まで確認すること。 届け先: 16号館8階804B室 久賀恵子 電子メール送付先: hisaga@ea.c.u-tokyo.ac.jp (件名に「惑星地球科学II課題」と書くこと) 提出期限: 2010年2月1日17:00